先日このような記事が読売新聞にありました。
りそな銀行と埼玉りそな銀行は、住み替えなどで新たな住宅購入に伴う新規ローンを組む場合に、旧居の売却が済んでいないことを一定期間認める新プランを売り出す。
読売新聞から抜粋
売却成立を1年間猶予し、期間中は新居のローンの元金返済を免除し、利払いだけで済むようにする。
こうしたプランは大手行では初めて。
住宅ローンは個人の信用の限度などから、一般的に同時に一つしか組めない為、新たな住宅ローンを組みたい場合、旧居売却を急ぐあまり、売却額を下げざるを得ないなどの問題があった。
新プランでは、旧居の売却が見込めるなどの条件を満たせば、旧居のローン完済前に新たな住宅ローンを組める。
先に新居を購入し、ゆっくりと旧居の売却先を探せるため、新たな住宅を購入したいタイミングでの住み替えがしやすくなる。
猶予期間は、新たなローンを組んだ時から最長1年で、新居の土地を購入した場合には最長2年となる。
日本銀行は長年続けてきた大規模緩和の「出口」を探している。長期金利の上昇は住宅ローンの引き上げに繋がりやすく、借り手の利払い負担は今後、増すものとみられる。
りそなは「金利のある世界」を睨み、金利以外のメリットを打ち出して差別化を図る。
だいあんワンポイント解説
上記内容をもう少し分かり易く説明させて頂きます。
これまで「住居の買換え」は買い先行で進め、気に入った物件の契約をしようとする場合、事前審査で条件がついていました。
その条件は、自宅の売却に関して、少なくとも契約まで進んでいないといけないというものでした。
これは意地悪なひどい条件でした。
買換えで新しい物件を探して気に入った物件に巡り合うと、「さあ、早く契約しないとその物件が他の人に買われちゃいますよ」と不動産屋に煽られ、やむを得ず自宅の売却を急ぎ、相場よりも安く買取業者に買ってもらうというシナリオでした。
今回、りそな銀行のダブルローンがOKになると買換えの流れもスムーズになります。
それよりも何故、今迄その商品がなかったのでしょうか。
不思議です。
以上