仕事力

(出過ぎてごらんなさい)(違和感は、放っておかない)

デパ地下お惣菜で人気のRF1株式会社ロックフィールド社長がこんなコメントを掲載していました。

本質とのズレはないか常識を疑ってみる。

21年前の1992年冬、私はお付き合いのある多くの百貨店に、ギフト撤退を宣言しました。
我が社の年間売り上げの26~27%を占めていたギフト製品はスモークサーモンやフランス風のテリーヌ、
ハム、ソーセージなど、ユニークで本格的な贈り物として好評でしたから、社内外からの「理解ができない」という
反発は、私の予想以上に大きなものでした。

独自性があって、お客様にも得意先の百貨店にも受け入れて頂いているのに、絶好調の最中に何故だ。

その疑問は当然のことです。
中元や歳暮という習慣を背景に、法人同士、あるいは民から官へ、部下から上司へと巨大なマーケットを
築いており、ギフト月間は大黒字なので、その他の月の赤字を十分に補える程でした。

でもそれは、本当に消費者に求められていることだろうか。
お歳暮で上司に贈った奥さんは、「美味しいから今度はうちでも食べよう」と買ってくださるのか。
「慣習」に乗っているだけで「毎日食べたくなるという本質的な食の喜び」がないものは先細る。

そういう違和感が根源でした。その後、4年間かかりましたが、ギフト路線から撤退しました。

私の仕事は食の分野ですが、これは人間の健康面でも気持ちの面でも「快」と直結している。
現代を生きる人が嬉しいと感じる食は何か。逆に、これはありがたくないなと感じる場面は何か。
自分の違和感を掘り下げていくと、どこかで時代と通じる地下茎がつながっていないでしょうか。

若い人は特に「何故、自分はこれが苦手なのか」といった違和感を追求してみるといい。
そこには個人の感覚を超えた、時代の共通性が潜んでいる筈です。

マイノリテイーの視点が仕事を拓(ひら)く
人間は簡単に、自分が属する業界や居心地のいい仲間の価値観に染まります。
若い人も例外ではありません。世の中で認められているマジョリティーの一員であることは心地よい安心感があるでしょう。

しかし、それは仕事の力が削(そ)がれていくことにもなります。
とがった異分子になることが怖くなり、脳のどこかにある「挑戦」意識に蓋をすることになりかねないのですね。
かって、慣習のギフトにノーと言った私は、今、サラダや惣菜のパーソナルなギフトに注力しています。

「自分が好きなものを持参する」ことは、若い人には既に自然な行為でしょうか。

では、あなたが働いている業種でまだ、実現していない、人が自然に喜ぶサービスは何でしょうか。
仕事の力とは、こういう問いを探し、自分なりに考えることなのです(談)。

いいですね(笑)

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